ふ〜〜〜〜。仕事が佳境に入り、毎日午前様です。今月の残業時間が既に20時間を超えている・・・やばい(汗

気を取り直して、続きです。
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100年戦争以来、ダーツは兵士の遊びとして定着しました。そんな兵士も地元に帰れば普通のおっちゃんです。

イギリスの冬は夜が長く、室内にいる時間が多くなります。暇なおっちゃんが行くところと言えばパブ。

そこで戦場での武勇伝に盛り上がりながら当然、ダーツの腕前の話にもなってきます。

「俺とお前とどっちが上手いか決着を付けよう!」

そんな訳で、パブの中でダーツが始まりました。

  
 

 
 
最初のボードはパブの店主の手作りか、近所の大工が製作していたようです。

当然の如く、大きさも点数配置もマチマチ。

現在のダーツボードの巧妙な数の配置を考案したのは、1,896年、ランカシャー州BuryのBrian Gamlinという大工のようです。

あの絶妙な数字の配置が人々をダーツに熱狂させ、数々の戦略を生み出したと言っても過言ではなありません。

(例えば、ゼロワンで残り点数が103の時狙いは?ブル→トリプル17→シングル2 ?ブル→S17→ダブル18 ?ブル→S3→ブル がある。?の狙い方をすれば、2投目でS17の隣のS3に入っても3投目で上がれるのだ。また、15、16、17、19の高得点4つは狙いにくい下にあり、狙いやすい上の20と18の間は1という配置も絶妙です。)

 
因みに地面からブルまでの高さは173cmで、これは特に理由は無いようです。多分、目線の高さだったのでしょう。

ボードからスローイングラインまでの距離は237cmで、こちらは理由があります。

ダーツは的スポーツなので、当然的までの距離が近ければ有利になります。いつも一定の距離で、足が出ないようにするには、何かを置けばいいのです。

置いても位置が変らないもの・・・・そこはパブらしく、ビールを運ぶ為に作られた3フィート(0.91m)の木わくを3つ使いました。(1,900年頃)

実際には高さと距離はパブによってマチマチな上、ボードもパブによって違っていました。

 
 
 
 
こんな楽しいダーツにも歴史的危機が訪れ、ダーツの運命はヨークシャー州のパブのオーナーであるフット・アナキンに委ねられるのだ。

続く・・・・

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