2000年 米 監督:ロブ・ゾンビ
原題「House of 1000 corpses」

公式HP↓
http://www.murderride.jp/index.html
 

製作は2000年だが、誰も配給してくれなくてお蔵入りしていたが、ロブ・ゾンビの知名度が上がり、2004年に日の目を見いわくつきの映画です。

ロブ・ゾンビはヘビーメタル界の重鎮らしいが私はしらん。

全米ベストテンに入るほどヒットしたらしいが私はしらん。

日本では昨年の秋〜冬にかけて公開していたが私はしらん。
 

全然知らない映画だが、タイトルとジャケットの雰囲気から「ロッキー・ホラー・ショー」のような映画かと思って借りました。

ハロウィンの前夜、アメリカの田舎道を4人の若者を乗せた車が走っていた。

彼らは全米の「隠れた名所」を探して本を出版するための取材旅行の途中だった。

途中で寄ったガソリンスタンド兼見世物小屋の店主から、地元で伝説と化している異常な外科医「ドクター・サタン」の話を聞いた。

彼らはその伝説を調べるために出発したが、車がパンク。

途中で拾ったヒッチハイカーの家に行く事になった。

その家はお約束通りガイキチ一家が住んでおり、お約束通り順番に殺され、お約束通りヒロインの女の子は脱出する。

脱出して車に乗せてもらったら、運転手は見世物小屋の店主。

そしてその店主はガイキチ一家の仲間でした。

 
始まって10分もしないうちに気が付いたが、本作品は「悪魔のいけにえ(テキサス・チェンソー)」のオマージュなのだ。

監督の名前から分かるとおり彼はホラー映画のマニアで、本作品には過去のB級映画のテイストがちりばめられています。
 
そう言う意味では普通の人には分からない作品だと思う。

いや、私が見ても今一意味が分からない。

同時平行の残酷シーンにネガフィルムを使ったり、イメージシーンを入れたりと頑張ってはいるのだが、それがかえって内容を分かりずらくしている。

音楽も数は多いようだが、今一効果的に使われていない。監督が「使いたいから使った」程度の選曲だ。

あれならいっそ、終始ヘビメタで押した方がカルトになれたと思う。

監督の趣味全開の映画だからしょうがない。

唯一良かったのは保安官を射殺するシーン。間の撮り方、カメラアングルも良く「鮮血の美学」のイメージさせられたのも良かった。
 
あのワンシーンだけで星半分(★)出そう。
 
実はかなりグロい映画だが、それを感じさせない作りは狙ったのだろうか?

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お勧め度
☆★

非常に良く似た映画で「バーサーカー」がある。
http://diarynote.jp/d/14919/20041026.html

二つ連続で見比べれば、後悔が倍増する事間違いなし(オイ

因みに、ガイキチ一家のかわいい女の子は監督の知り合いのダンサーで、本作がデビュー作。

この2年後に監督と結婚したとか。

本当に監督の趣味丸出しの作品です。
 

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