2005年(米)ジョージ・A・ロメロ監督作品 
公式HP↓
http://www.lotd-movie.jp/top.html

しばらくB級映画レビューから遠ざかっていましたが、そろそろ復活しようかと思っています。

そして、復活を記念すべき映画はやっぱりゾンビものでしょう。

と、言うわけでレッツレビュー!

世界にはゾンビが蔓延している。

ある支配階級の人達は川に囲まれた土地に要塞都市を作った。富裕層は中心のタワーに住み、他の人達はスラムのような所で暮らしていた。

主人公のライリー(サイモン・ベイカー)は支配階級の人達のためにゾンビが溢れる危険地域から食料などを調達する係だった。

相棒のチョロ(ジョン・レグイザモ)は町の支配者のカウフマン(デニス・ホッパー)に嫌気が差し、武装してカウフマンおを脅す。
 
ライリーはカウフマンに雇われてチョロを止めに行くが、町はゾンビにも狙われていた・・・・・
 
 
★見どころその1★
ゾンビ映画の中で最もグロい作品

当然の如くゾンビが人間を食べるシーンが満載だが、その食いっぷりが素晴らしい。丸かじりは当然だがハラワタ引きずり出すは、口に手を突っ込んで中身を出すは、頭をズルムケにするは・・・・

「バトルロワイヤル」公開のときにR指定で揉めたが、こっちの方がはるかにヤバイぞ。日本は残酷描写に対しての評価が何か変だな。
 

 
★見どころその2★
マニアに嬉しい出演者

デニスホッパーは普通だが、トム・サビーニやアーシア・アルジェントはちょっと嬉しい。

トム・サビーニはゾンビの特殊メイクで有名だが、役者としても一部の人には知られている。実はB級ホラーに知り合いのつてで出演しているような感じです。参考作品↓
http://diarynote.jp/d/14919/20041231.html
 

アーシア・アルジェントはイタリアンホラーの巨匠「ダリオ・アルジェント」の娘です。幼い頃から父親の映画に出演し、ゲロを吐かされたり裸にされたりと散々な目に合っている大物です。(他の監督のまともな映画も出演している)
 
 
 
★見どころその3★
学習するゾンビ

今までのゾンビと違って道具を使います。 
凶器を使って人を襲い、窓を破るときは棒を使います。 
サル並になったようです(オイ

<ゾンビ三部作との比較>

ロメロのゾンビ三部作と言えば
?「NIGHT OF THE LIVING DEAD」
?「DAWN OF THE DEAD」
?「DAY OF THE DEAD」

?〜?に共通しているのは、ゾンビはただ単にウロウロしていて自己主張が無い。また、ラストは何とも言えない悲壮感が漂う、夢も希望も無い終わり方。

?と?でのゾンビは既に存在を確認され「気を付けていれば怖くない存在」であり、結局は人間の愚かさで自滅している。

それに対し、本作のゾンビは知恵を付けて人間に迫ってきているので、滅びの原因が人間にあるとは言い切れない。つまり人間ドラマの要素が少なくなっている。
 
ゾンビが自己主張しているのもどうかな・・・主役とテーマが明確になっていないのが残念です。独特の悲壮感も薄れているしね。
 
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お勧め度
☆☆☆

グロ度
☆☆☆☆

はっきり言って、映画の内容は今一です。ゾンビのインパクトは、ゾンビが走る「ドーン・オブ・ザ・デッド」の方が上。

ロメロも60過ぎて丸くなったのか? 

しかし、映像のグロさは優れている!この手の映像には慣れている私でさえも食事をしながら見たのは後悔したぐらいです。

「血」ではなく「肉」にこだわった映像をご覧あれ。

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