2002年(米)スパイク・ジョーンズ監督作品 原題「Adaptation」

この話は「マルコヴィッチの穴」の監督+脚本家がコンビを組んでおり、脚本家のチャーリー・カウフマン(ニコラス・ケイジ)が主役となっておいる。

「マルコヴィッチの穴」はかなり昔見たのだが、どうもレビューを書き始める前に見たらしい。過去の日記を探したが見つからなかった。
(これも奇想天外な話で、お勧め度は☆☆☆☆)

あのコンビが組んだのだから期待は高まります。

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「マルコヴィッチの穴」でヒットを飛ばしたチャーリーだが、次回作『蘭に魅せられた男』という原作の脚本(=アダプテーション)がどうも上手く書けない。

内気で太めでゲーハーの彼はグチグチと悩む一方だ。その愚痴はほとんど、ギャスパー・ノエ(「ミミ」「カノン」など)の世界だ。

そんな彼の創作活動と劇中の彼の作品がクロスして構成される映画だ。

前半は悩めるチャーリーの呟きが延々と続き、途中で別の脚本家のアドバイスを受けた。

彼曰く「映画は最後だ」。

そこからは前半のダラダラした展開とうって変わり、意外なラストへと続く。

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しっかし、レビューを書きにくい作品です。

雰囲気的にはこんな感じかな?
http://members11.tsukaeru.net/tomohon/8DrawingHandsLg.jpg

自分を主役にしてしまう発想は面白いが、チャーリーを余りにダメ夫君にしてるので、ちっとも感情移入できない。

「マルコヴィッチの穴」は根本的な発想が面白くラストも意外な展開でちょっと驚いたが、「アダプテーション」は主人公に脚本家の名前を使っている以外は、どうと言うことが無い。

要は、どこかの悩んでいる脚本家の話以上の内容が無いのだ。

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お勧め度
☆☆

唯一気になる点は「狙って脚本したのか?」「本当にスランプでこんな脚本になったのか?」である。

一説によると原作を読んだ人は面白いとか・・・

この映画で一番面白かったのは公式HPの構成です↓
http://www.adaptation.jp/

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