2ちゃんねる風に書くと「チャーノレズ・マソンソ」かな。

実在のシリアルキラーを題材にした映画はそれなりにある。

「フロム・ヘル」「スゥイニー・トッド」「チカチーロ」などが有名で、変わったところではコメディーの「シリアルママ」もそうだ。

彼らの行動を肯定する気は無いが「ディレジェンド」「エド・ゲイン」でお馴染みのエドワード・ゲインなどは人間離れした行動で後の文学・映画界などに大きな影響を与えた。
(ヒッチコックの「サイコ」はゲインの話からインスピレーションを感じ、「羊たちの沈黙」の誘拐犯はモロ彼です)

さて、マンソンとはいかなる人物か?
チャールズ・ミルズ・マンソン

1934年11月12日オハイオ州シンシナティで売春婦の私生児として生まれた。

12歳から32歳までの間は、刑務所を出たり入ったりの生活をする。罪状は窃盗、売春斡旋、小切手詐欺など。

服役中に聞いたビートルズを気に入り、出所後は音楽で生計を立てようとする。

ヒッピーの仲間ができ、カルト集団と化す。

68年頃にビーチ・ボーイズのデニス・ウイルソンと知り合う。彼のメジャーデビューのチャンスはここでわずかにあった。

パトロンのデニスが落ちぶれるとともに、金欲しさの犯罪を繰り返すようになる。被害者の中には「ローズマリーの赤ちゃん」で有名なロマン・ポランスキーの妻、シャロン・テートもいた。

現在もカリフォルニア刑務所に服役中だが、襲った相手が金持ちが多かったりマリリン・マンソンの名前の由来になったりしたためか、彼の支持者は多い。


犯罪内容を見る限り、単なる脱落者にか思えない。

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映画の内容はと言うと、制作会社のプロディーサーが関係者のインタビューと、それらの回想で構成されている。

それでは、ドキュメンタリータッチで事実を性格に表現しているかと言うとかなり適当

マリファナに100円ライターで火を点けるシーンは、私でさえ「あれ?」と思った。

100円ライターは日本人の発明で、1975年に発売されたのです。60年代後半にはあるはずがない。

万事がそんな調子で、彼らの行動と犯罪内容は現実と時系列が全然違う。

何を思ってこんな適当な映画を作ったのか・・・?

かと言って、マンソンを肯定している訳でもない。

う〜ん。分からん。

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お勧め度
ナシ!

ジャックザ・リッパーをネタにした「フロム・フル」は殺害現場の忠実な再現とジャックに対する新解釈で佳作に仕上がっているし、資料的価値なら高い。また、「エド・ゲイン」も同様だ。

しかしこの作品は資料的価値も無ければ娯楽作品にも仕上がっていない。

フリーセックスのシーンはやたら多いから、それを見せたかったのだろうか?(それも中途半端)

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