1973年(伊)マリオ・カイアーノ監督作品
原題「IL MIO NOME E SHNGHAI JOE 」

何となく映画を見たくなったのでいつものレンタルショップに出向くと配置が変わっている!

どうやらDVDを大量購入して在庫を整理したらしい。

ゾンビ系の作品も何本か入っているが、私のハートをキャッチするような作品は無かった。

そんな中で私の心を掴んだ作品がこれ(爆

イタリアと言えばマカロニウエスタン。西部劇のバッタもんにカンフーまで足したのだから見るしかないでしょう!

因みにサントラのジャケットはこちらです↓(ちょっとカッコイイ)
http://sapporo.cool.ne.jp/jojo129/gallery/kungfu/shanghai.htm

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時は西部劇の時代。カンフーの達人である上海ジョーは希望を胸にテキサスに向かった。

行く先々で中国人と言う事で馬鹿にされるが、相手は総てノシてしまう。

カンフーの腕を見込まれて仕事に誘われるが、仕事内容が奴隷運びだったため、仲間を殺してしまう。

雇い主で農場主のスペンサーの怒りを買い、4人の殺し屋に狙われる。

4人の殺し屋は辛くも返り討ちにしたが、スペンサーは最後の殺し屋を送ってくる。

それはジョーの同門のミクリヤだった。

カンフー対決の結末は如何に!

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上海ジョーの風貌は「30%阿部浩で30%が山下真司、
残り40%がそこらのおっさん」かな?取って付けたような辮髪がステキ♪

何か日本人っぽい顔だなー、と思っていたら「チェン・リー」は芸名で「早川明心」と言う日本人だった。さらに、ラスボスのミクリヤも「カツトシ・ミクリヤ」と言う日本人らしい。

ん?日本人がカンフー・・・・?

回想シーンでジョーが演舞を行うシーンがあるが、まるっきり空手

そう。ミクリヤもジョーも空手家なのです。

それでも本当の空手家なので、ラストのジョーとミクリヤの組み手は迫力がある。

うん。満足。

しかし・・・・刀を持たせるとまるっきりの素人。ジョーに至ってはちょっと腰が引けているのが情けない。

 
そして、ミクリヤの格好が笑える。

ジョーの青い服に対峙させたのだろうが、赤い着物にちょんまげとちょび髭。

しかも着物は女郎宿から盗んできたような長じゅばん(?)みたいだし(汗

当時のイタリア人から見れば東洋なんてこんなものだろう。

ジョーが修行していたお寺に至ってはインド風だしね。

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お勧め度
☆☆☆★

勧善懲悪の王道作品のはずが、ネタと出演者達によって珍品B級作品の王道になってます。

空中アクションではワイヤーが光ってるし、ジョーが牛と戦うシーンでは赤い布がちょっと見えてるし・・

これぞB級の醍醐味!


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