バブル期にはビデオのリリースもバブル状態だった。
本当に売れたかどうか怪しいものだが、とにかく片っ端からビデオ化していたようだ。そのおかげで、私のような物好きが増えたのだが・・・

最近はDVDの普及に伴いDVDリリースバブルが来ているようだ。
ただ、DVDにはかなりの利点がある。制作費が安いこと、レンタルショップの場合商品が痛みにく事、陳列に幅を取らない事。

それにしても変な作品がDVDリリースされている。
最近見た中で一番の珍品が「ルパン三世・念力珍作戦」です↓
http://www.urban.ne.jp/home/ubik/cinema/cinema497.html
な、なんと実写版ルパン3世!
流石に借りなかったが、別の珍品を借りてきました。
それがコレ

1955年(米)エド・ウッド監督の「怪物の花嫁(Bride of the Monster)」

エド・ウッドコレクションと称して「プラン9・フロム・アウタースペース」と共に並んでいた。これに「グレンとグランダ」「死霊の盆踊り」があれば完璧なのだが、置いてなかった。俺は借りるのにな・・・(俺だけ?)

エド・ウッドについてはこちらをどうぞ↓
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/dir/wood.html

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マーシュ湖の近くで行方不明事件が相次いでいた。

新聞記者のジャネットが調査をすると、近くに住むヴォーノフ博士(ベラ・ルゴシ)の家に軟禁された。

彼はマッドサイエンティストとして祖国を追われ、この地で超人を作る研究をしていた。隣の湖には何故か(本当に何故か)巨大タコが住んでいる。

捉えたジャネットで実験をしようとしたとき、召使で超人のロボが氾濫を起こし、実験材料にされてしまった。

実験は成功し、博士は超人となるが警察に追われ、最後は巨大タコの餌食となる。

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当然の如くエド・ウッドの作品なので
見どころは無くても突っ込みどころ満載です

有名所として
?巨大化するルゴシ
最後に超人として蘇ったときにロボと格闘するのだが、モルヒネ中毒末期のルシゴにそんな体力は無かったので代役が立てられた。
代役の身長が20センチ近く高い上に、頭の禿具合も違う(笑。
超人になった副作用と思って下さい。

?動かない巨大タコ相手に一人で悶絶
制作費が無かったので、何処かの倉庫から巨大タコのヌイグルミを盗んで使ったとか。タコは動かないので、役者さんはタコの上に乗って一人で悶絶!黒く塗った針金でも使って足を動かせばまだ何とかなったのに。

?意味のない映像
何故かワニが出てくる!とは言っても、何処からかワニが写っている映像を持ってきて勝手に挿入。全く意味ない映像。

?適当な作り
ロボが銃で撃たれても血はもちろん、服も穴が開いていない。
「プラン9〜」みたいに夜昼逆転シーンは流石に無かったです。

などなど、今の映画では決して見られないような突っ込みどころが満載です。

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お勧め度

珍品度
☆☆☆☆★

本当につまらない作品です
エド・ウッド初心者には「プラン9・フロム・アウタースペース」の方が無難かも。どっちにしてもつまらないです。

彼の作品がつまらない最大の理由はテンポが悪いところ。

場面が変わらず、いつまでもしゃべっているシーンが全般的に多いのです。しかもつまらない内容を・・・・(汗

これがエドの持ち味なんだろうな。

ティム・バートンの「エド・ウッド」でも動かないタコと格闘するシーンは忠実に再現されています。こちらではルゴシが演じた事になっているが、一時停止で確認したところ代役が悶絶してました。

残るは「グレンとグランダ」だ!

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