お食事中の方がいましたらごめんなさい。

左の写真は発砲スチロールを咥えているだけです
(とりあえずフォロー:汗)

 
 
 
何をトチ狂ってこんな映画を見たかというと、嫌な事があったのですよ。

嫌な事があった時は・・・・・

嫌な映画を見てさらに嫌な気分になる!

これが私の解消法です(死

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TVクルーが番組作製のためにジャングルの奥地に入った。
目的は人喰い族の衝撃的映像を撮影するため。
しかし、彼らは帰ってこなかった・・・・
 
撮影クルーの行方を探すため、ある学者さんがジャングルに入る。
現地人と仲良くなり、夕食にご招待される仲にまでなった。
(夕食は敵対する部族の丸焼き)
そこで、白骨化した撮影クルーの死体とフィルムを発見する。
持ち帰ったフィルムを現像するとそこには、クルーが撮影のために現地人に非道を尽くすシーンと、彼らが殺されるシーンが写っていた。
 
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この作品は1979年イタリヤ製で、監督はルッジェロ・デオダート


前にレビューを書いた「人喰族」(ややこしい邦題だ)はこれのヒットに便乗して作られた。

「こんな映画のレビュー書くな!」

と言う方もいるでしょうが、この映画本国イタリアでは上映禁止となり

最も売れたのが日本

と言う事実を忘れてはならない。(ETの次の成績だったとか)

な〜〜〜〜んだ。みんな好きなんだ♪

 
 
ドキュメンタリータッチで描かれているので、公開当時は「本物?」と皆さん半信半疑だったようだが、ヤラセです。

実はこの監督さん、当初は「本当」をウリにしていたが、殺人幇助罪で捕まった時にネタをばらしました(笑)。

ジャケットでも有名な「串刺しの女」は自転車のサドルに乗っかり、発泡スチロールの杭を咥えてるそうです。
(よく見ると棒が一直線ではなく、口から出ている所から曲がっている)

股の辺りがUPになると何故かノイズが・・・・
サドルを見せないためですね(笑)

実は、このテの処理が実に上手い!

ジャングルから隠し撮りをしているように見せて、肝心なところを見えにくくしている。
 
マカロニウエスタンを初めとする、パクリ王国イタリヤの唯一のオリジナル路線・・・・
 
それが人喰い映画!

なんかイヤだな。

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お勧め度
☆★

映画としての完成度
☆☆☆☆

相反する評価のようだが、「食人族のドキュメント」として観ると完成度は非常に高い。
16ミリフィルム使用による臨場感、カメラワーク、観客の撮影クルーに対する不信感、「何が野蛮か?」の問いかけ・・・

完成度が高い反面「集団殺人クラブ」を初めとするB級ホラーにあるお笑いの要素は一切無い。

リアリティーを追求したスプラッターと考えればいいのかな? 

ブレアウィッチ後に「ドキュメントタッチ」として再認識された映画だが、やっぱりまともな人間が見る映画とは言えない。

殺された撮影クルーの過去の作品を見ながら「彼の作品はいつもこうなの、ヤラセなの」と言っているが、実は何処かの内戦の処刑シーン(本物)を使っている。

 
 
 
この映画を見ながら、ある歌を思い出した。
「川口浩が〜〜〜、洞窟にはいーる〜〜〜
 カメラマンと、照明さんの、後に入る〜〜〜〜」

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