監督は先日レビューを書いた「僕の村は戦場だった」の「アンドレイ・タルコフスキー」です。

72年のソ連作品で、68年の「2001年宇宙の旅」と比較される事が多いようだ。

因みに、この作品を見て私が思い出した「ブレードランナー」は82年作品です。

********************************
ソラリス星研究用のステーションは今一成果が上がらず、研究打ち切りが濃厚になった。

そのとき、ソラリス星で不可解な現象が報告され、研究が続行となった。

主人公のクリスがステーションに行き、眠りから目覚めると10年前に自殺した妻がいた。

ソラリス星の海は人間の思考に反応し、心の奥底にある人物を具現化してしまう。

目の前に現れた妻に心を動かされるが、彼女は人間ではない・・・

********************************
ここまで話すと「ブレードランナー」っぽい雰囲気があるが、その先があります。

テーマは人間の弱さと哲学・・・・かな?

165分の大作だが、時間の長さは左程気になら無いです。
全般的にマッタリお話し合いとイメージ映像が多いが、その時はロシヤの美しい風景を見て堪能してください。

********************************
お勧め度
☆☆☆☆★

SFではあるけれど、悩めるクリス君を通して人間を描いています。
前半が導入で、後半が本編と言う感じです。

あのラストはやられた!
ただ、リメイクするならば最後の15秒ほどはいらないと思う。
中途半端に引いて、皆まで見せない方が個人的には好みです。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索