1997年(日本) 熊切和嘉監督作品

タイトル通りの内容です。

見れば納得のすばらしいタイトルです。

大阪芸術大学映像学科の学生たちによる卒業製作映画らしい。

サム・ライミ監督も「死霊のはらわた」を撮ったときは学生だったようだが、彼はそのときは若干22歳。

熊切監督はすでに良い年のような・・・それは気にしてはいけない。

これで日本のホラー界も前途揚々ですな(笑)

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元ネタは連合赤軍のリンチ事件だが、登場人物の転落ぶりが中々良いです。

普通の(?)学生闘志達がリーダの死から分裂し、自暴自棄になっていく。

総てが排他的になり、一時の感情が全体を支配するヒステリー状態とも言える。

成り行きを冷静に見つめる登場人物が一人。

彼は何を見ていたのだろうか?

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リンク先にも書いてありますが、登場人物といいセットといい、70年代雰囲気が出まくりです。
(街中のシーンだとエアコンの屋外機みえたり、はるか後ろに今風の車が見えるのはご愛嬌で)

内容もそれなりにあるけど、なんと言っても雰囲気が良い(^0^)/

音楽、内容、役者さん達の雰囲気が一つになって、この作品の味を出しています。

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お勧め度
☆☆☆☆★
(グロが平気な人は是非見てね!)
参考リンク↓
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/blood/kichiku.html
(気持悪い写真があります。ホラー見ながらご飯を食べられる人以外はお勧めしません)

問題作ではあるけれど、突出した作品でもある。

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